医食”農”同源

私たちが「食」に求めるもの。それは美味しさや満足感だけではありません。何気なく口にしている数々の食品が、骨となり身となってカラダを形づくり、また日々の活動に必要なエネルギーを産み出してくれています。食生活がいつまでも、健やかな暮らしの支えとなり続けるように、あんぜん・あんしんで、おいしい農産・畜産・水産品を実り多く生産するための「現場の努力」を日環科学はサポートしていきます。

 ノンメタポーク 

次世代プロバイオティクス BP-863 を含む、高温発酵飼料を与えた豚は、内臓脂肪が少ない「ノンメタボリック」な豚になります[経済産業省委託事業の研究成果]。動物実験(マウス)におけるCTスキャンを用いた確認では、プロバイオティクス投与(B)は、左の非投与(A)に比べて紫色の部分(内臓脂肪)が少ないことが示されています。※測定機器:Latheta〈日立アロカメディカル社製〉


またノンメタポークは、通常の豚肉と比べて脂質中の不飽和脂肪酸の比率が高いことがわかっています。油を構成する脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。ヘルシー効果で注目されているのは、このうちの不飽和脂肪酸で、特にオレイン酸、リノール酸、リノレン酸などには、悪玉コレステロールを減らす効果があるとされています。


このように、ノンメタポークは無駄な脂肪が少ないうえに抗酸化成分に富み、不飽和脂肪酸の比率が高いので、とてもヘルシーです。食味についてはジューシーかつ脂が甘くて胃もたれせず、肉の臭みとアクの少なさが特長です。



 「低硝酸」野菜 

日環科学の植物「低硝酸化」技術は、土壌中の窒素循環をコントロールする微生物群を含む「生態環境改良材」によって、土壌レベル・植物体レベル双方での、硝酸態窒素濃度の低減化を実現し、必要最低限の肥料濃度での、効果的な植物体の生育を導きます。低硝酸化技術によって育てられた野菜は、植物体中の硝酸態窒素が減少するとともに、抗酸化作用をもつビタミン類が増量されており、安心して摂取することができます。


【硝酸態窒素について】 植物の最も重要な栄養源は「窒素」です。窒素の供給源は化学肥料や堆肥ですが、これらを必要以上に多く撒くと、植物体に過剰に吸収されて「硝酸態窒素(NO3-)」が蓄積されます。この硝酸態窒素を摂取した場合、だいたいは野菜中に含まれる抗酸化成分などのはたらきで無害化されるのですが、硝酸の含有量が多く、かつ抗酸化能の低い野菜では、一部がメトヘモグロビン血症、発癌、生殖機能の障害といった健康被害のリスク要因である「ニトロソ体」に変換され、血中のニトロソ体濃度が増加することが報告されています。


今後もこのページを通じて、おいしい農産・畜産・水産品を「技術的な視点」とともにご紹介していきたいと思います。ご期待ください!