好熱性微生物を活用した環境制御技術


私たち日環科学は、高温環境下で増殖する「好熱性微生物」を利用した、食品系残渣の高温発酵処理技術を研究開発しています。発酵処理による環境負荷の低減効果に加えて、生産された発酵産物に含まれる機能性微生物群によって、動植物の生育環境下の微小生態系(マイクロバイオーム)を制御し、さらなる環境改善と生産性向上を実現します。

マイクロバイオーム制御システム

 技術シーズ「好熱性微生物」および発酵によって得られる「機能性微生物群」が、生態環境に対して各種の生理作用をもたらす現象について、そのメカニズムをマイクロバイオームのダイナミズム解析を中心とした各種研究によって明らかにし、その知見を活用した「環境保全型の生育品質向上・増収技術」をお客様に提供いたします。


マイクロバイオームの微生物組成について

マイクロバイオーム制御技術の最新の研究開発成果としては、次世代プロバイオティクス「BP−863」や抗カビ成分の単離、作物低硝酸化に寄与する代謝機構の解明などが挙げられます。これらの微生物−生態環境の相互作用に基づいた品質向上・増収技術は、緊急を要する食糧・エネルギー資源の確保や地球温暖化対策に寄与する技術として、社会に果たす役割がきわめて大きいと考えられます。

HPのリニューアルについて

日環科学株式会社の「顔」とも言うべきホームページですが、創業12年を迎えるにあたりまして、はじめてのフルリニューアルを実施いたしました。

コンセプトは「シンプル」&「情報の有用性」


トップページは、文字からもビジュアルからも各トピックにワンクリックアクセスできる簡単なナビゲーションと、皆さまにたびたび訪問して頂けるような情報の提供を心がけて作成しました。

お役に立てる情報を、これまで以上に「分かりやすく」発信していきたいと思っておりますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

ものづくり法認定について

 経済産業省・関東経済産業局は「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律」 に基づき中小企業より申請のなされた特定研究開発等計画について、平成24年7月20日、新たに204件の認定を発表いたしました。
 この中で、弊社が福岡電機株式会社(大阪府四條畷市)および株式会社リメディア(東京都中央区)と共同で申請した、特定研究開発等計画「スマートアグリICTによる栽培統合マネジメントシステムの開発」が、組込みソフトウェア分野において法認定を受けました。計画の概要は以下の通りです。

 栽培環境制御のネットワーク化には、工業用システムからの派生で、PLCをベースとする専門性の高いシステムが用いられる場合が多く、生産者にとってシステム活用のハードルは高い。本開発では、マイコンベースのコントローラと外部クラウド上の高度な制御システムを有機的に連動させることで環境の最適化を図る「インテリジェントシステム」を開発し、利用者がブラウザを介して直感的に操作可能なインタフェースを提供する。

 今回の認定計画の一覧はこちら(関東経済産業局の発表資料)