好熱性微生物を活用した環境制御技術


私たち日環科学は、高温環境下で増殖する「好熱性微生物」を利用した、食品系残渣の高温発酵処理技術を研究開発しています。発酵処理による環境負荷の低減効果に加えて、生産された発酵産物に含まれる機能性微生物群によって、動植物の生育環境下の微小生態系(マイクロバイオーム)を制御し、さらなる環境改善と生産性向上を実現します。

マイクロバイオーム制御システム

 技術シーズ「好熱性微生物」および発酵によって得られる「機能性微生物群」が、生態環境に対して各種の生理作用をもたらす現象について、そのメカニズムをマイクロバイオームのダイナミズム解析を中心とした各種研究によって明らかにし、その知見を活用した「環境保全型の生育品質向上・増収技術」をお客様に提供いたします。


マイクロバイオームの微生物組成について

マイクロバイオーム制御技術の最新の研究開発成果としては、次世代プロバイオティクス「BP−863」や抗カビ成分の単離、作物低硝酸化に寄与する代謝機構の解明などが挙げられます。これらの微生物−生態環境の相互作用に基づいた品質向上・増収技術は、緊急を要する食糧・エネルギー資源の確保や地球温暖化対策に寄与する技術として、社会に果たす役割がきわめて大きいと考えられます。